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いまヴェルディが熱い!

経営危機などもソーですが、フットボールとしてもかなりアツイです〓
高木俊幸をはじめとした高木三兄弟の活躍に、気付けばJ2で5位(3位までが昇格)につけ、再来週14日には4位のジェフ千葉と直接対決〓〓〓3位アビスパ福岡とのカードも残っているのです!

来期からは八王子にホームタウンを移し、今度こそ地域と繋がったチームを志すヴェルディ〓一時は絶頂を極めその傲慢さ(主に読売の会長)故に凋落したこのチームを愛し続けた友人がいます。現代において動画はYoutubeでいくらでも見ることができるのに過去のスター選手たちのプレー映像を携帯向けコンテンツとして(誰が買うんだ!?)切り売りし、ごくごく一部のサポーターの奉公的な購入によって延命を計り、練習場の代金が払えずコート半面だけを借り、電光掲示板の料金が払えないため真っ黒いスクリーンが見下ろす中プレーしている同チームを味スタでのゲームなら毎試合スタジアムに足を運び、群れることなく一人黙々と観戦をする彼。
ヴェルディサポには僕みたいに一人で観戦して、時には声をあげながらぶつくさ言ってる人が結構いるんですよ」と朗らかに話す彼。

昨日も彼はスタジアムにいたのだろう。
J1に上がることを信じ、再びJを征する日がやってくる希望を胸に抱きながら。。。


そんな彼から誘いを受けた。14日の試合見に行きませんか?
高木俊幸の欠場後、ガクンと落ちた攻撃力に比例してじわじわと負けはじめたヴェルディジェフ千葉との差は2ポイントだが、アビスパ福岡とは10ポイント近く離れている。
正直に言って、今期の昇格は絶望的でありどんなに夢見がちなサポーターでも期待はしないだろう。
そう例え阪神ファンであってもだ!

彼がその現実を理解していないはずがない。しかし、屈託なく彼は言う。

「いまウチ(ヴェルディ)はJで一番攻め気で、走るフットボールをしてますよ」

彼が見ているのは、昇格降格といった物語ではない。フィールドで繰り広げられる90分間のフットボールだ。
彼の目に移るのは、93年のJリーグ開幕から変わらぬ、小学生の頃と同じように真似し、憧れたJリーガーだ。
彼こそは、Jリーグの構想段階からサッカー協会が願い、生まれるのを信じてきたサポーターそのものだ。

笑い、泣き、怒り、喜び、沈黙し、声をあげ、立ち上がり、黙り込み、踊って、立ち尽くし、頭を抱え、脚を組みかえ、雲を見上げ、地面を蹴り、胸を張って、空を殴り、唄を歌う。
歓喜、慟哭、余裕、動揺、希望、絶望、願望、現実。
幾星霜もの感情を突き抜け、それでも(だからこそ?)スタジアムに戻ってくる。
フィールドには夢があり、現実があり、そして歴史がある。



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